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<朴大統領秘線>崔氏、対日外交など介入疑惑も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.26 08:11
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崔順実(チェ・スンシル)氏のパソコンのファイルからは、大統領当選直後(2013年初め)の朴槿恵(パク・クネ)大統領と国内外主要人物の会見を控え、当時の大統領職業務引継ぎ委員会が作成したとみられる多数の文書が見つかった。この文書には会う人物が誰かによって対話のテーマ、状況別の対応コメントなどが詳細に書かれていた。

「安倍晋三首相特使団接見資料」と題したファイルは、2013年1月4日の日本特使団との接見を控えて作成されたファイルだ。分量はA4用紙9枚分だ。当時、当選者としての立場だった朴大統領は、最初の公式日程として額賀福志郎元財務相ら特使団3人と会った。実際、会談の時刻(午後2時)の9時間ほど前である午前4時52分、このファイルは崔氏のパソコンに保存されていた。

 
ファイルの冒頭には日本特使団の簡略なプロフィールと国内滞留日程があった。「安倍首相が1日、額賀特使を自宅に呼んで韓日関係重視の立場に言及し、自身の立場を当選者に伝えることを指示した」という情報もあった。

特に「韓日関係の敏感な核心懸案(日本側の言及時に対応)」という項目には最も多い分量(A4用紙2枚半分)が割かれた。核心懸案のうち最初に取り上げられたのが独島(ドクト、日本名・竹島)問題だ。文書には「日本側が『竹島の日』行事を中央政府レベルで推進しない方向で検討するという立場に言及する場合、不言及(微笑で応える)」で対応するよう書かれている。また「独島問題が首脳間の面談で取り上げられたということ自体が問題になる」という説明も付け加えた。さらに「避けられない場合、独島という表現を使わず、両国間の歴史問題によって両国関係の基本枠が毀損されないように日本側が賢明かつ分別がある行動をとることを望む」という注文もあった。

旧日本軍慰安婦被害者の問題については「日本側が忌避する事案であり、先に言及する可能性が低い」という予想が書かれていた。「個別事案への言及よりも大きな枠で歴史に関する日本側の正しい認識が両国関係発展の基本だと言及するのが望ましい」という説明も付け加えた。

「ジュリア・ギラード豪州首相通話参考」と題した文書には、豪州の初の女性首相であるギラード首相と朴大統領の予想通話内容があった。ギラード首相は2013年6月に退任した。文書にはギラード前首相がツイッターに朴大統領の当選を祝うメッセージを掲載したという説明があり、2012年の北朝鮮のミサイル発射直後に豪州が非難声明を発表したことに対して感謝を表明するべきという助言も含まれた。実際、朴大統領とギラード首相は2012年12月28日午後4時30分から12分間ほど通話し、この文書は通話前の28日午前1時44分に崔氏のパソコンに最終保存された。

「梁承泰(ヤン・スンテ)最高裁長官面談参考資料」ファイルは2013年1月4日午前5時37分に保存された。該当ファイルは当選者だった朴大統領の発言のポイントを大きく▼司法府の信頼回復▼4大悪の根絶▼司法権の独立--の3つに分けて説明した。文書末にある参考資料には「最高裁長官就任1年間の裁判所関連主要懸案」もあった。「映画『トガニ(るつぼ)』波紋」(女性・障害者対象性犯罪問題)、「ソ・ギホ元判事再採用問題などによるリーダーシップ不在批判」としてこの懸案について説明していた。最高裁の関係者は「大統領当選者と最高裁長官の公式面談記録はない」と明らかにした。

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