【コラム】勇敢に理系に進んだところでノーベル賞も就職も解決するのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.14 08:39
今年も科学部門のノーベル賞の主人公は韓国ではなく日本だった。オートファジー(自食作用)研究に取り組んできた大隅良典東京工業大名誉教授が3日、医学生理学賞を受賞した。韓国メディアは羨望と嘆きを繰り返した。「誰も研究しない分野を開拓するのが楽しい」。多くの記事を読みながら目についた大隅教授の言葉だ。
文系の人気が高かった韓国も雰囲気が変わっている。「文系ですみません」という言葉はすでに陳腐な表現になった。就職しやすく大学入試に有利だという理由で高校から理系の選択が急増している。ソウル江南区(カンナムグ)のある高校は全校の上位100人のうち87人が理系を選択したという。数学・科学が怖いうえ理工系は出世が難しかった雰囲気のために文系を選んだ生徒が、工学部・医学部に行くと「勇気」を出しているのだ。