サムスン・ギャラクシーノート7、交換品でも発火…理由は?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.10.11 10:20
バッテリー問題がサムスン電子を揺さぶっている。リコール後に交換したギャラクシーノート7でも相次いで発火が発生したためだ。これまで知らされた交換品発火事例は米国で5件、韓国・中国・台湾で各1件の全8件だ。このうち韓国での事例は外部衝撃によるものと明らかにされ、海外事例7件に対しては調査結果がまだ出ていない。10日午前に米国市場でのギャラクシーノート7販売中断の知らせとサムスン電子の生産一時中断発表が同時に出され、同社の株価はこの日1.52%落ちた。サムスン電子は11日にウェブサイトのニュースルームに掲載した発表文を通じ、「ノート7交換品に対し販売と交換を暫定中断することにした」と明らかにした。生産一時中断に続き世界的な販売・交換暫定中断まで下したのだ。
原因がはっきりしていないため推測ばかりが乱舞している。問題は交換後に発火を起こした製品の相当数が各国の当局の手に入っているということ。サムスン電子は原因調査のために製品すら確保できないわけだ。サムスン電子関係者は「製品を回収してこそコンピュータ断層撮影などで最初の発火場所と外部衝撃の有無などを調査できるが、現時点では対応できる余地がない」と話す。