「鴻祥グループ、張成沢処刑後さらに成長…北朝鮮の太い綱」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.26 17:18
中国遼寧省丹東は北朝鮮の経済の命綱のようなところだ。鴨緑江(アムノッカン)にかかった単線橋の朝中友誼橋を通って食糧を含めた生活必需品・日用品や建設資材・機械・部品などあらゆる物が北朝鮮に入っていく。その隙間に混じって北朝鮮の核開発にとって必須の物資が入っていたという事実が最近になって公開された。ウラニウム濃縮など核兵器の開発に必須のアルミニウム管などの特殊物資が丹東の対北朝鮮貿易業者の鴻祥グループを通じて調達されてきた事実が明らかになったのだ。
このため習近平国家主席をはじめとする中国指導部が激怒したという話も流れ出ている。中国当局が前例なき強力な捜査に着手するにつれ、馬暁紅会長の没落はもちろん鴻祥グループが空中分解する運命に直面したという分析が力を増している。24日、鴨緑江周辺の新安東閣の建物の16階にある鴻祥の事務室は出入り口が堅くロックされていて電気がついておらず暗黒天地へと変わった廊下は鴻祥グループの未来を象徴しているようだった。
丹東では「対北朝鮮事業の従事者で馬会長を知らなければスパイ」という言葉が常識として通っていた。馬会長に会ってみたという人も簡単に何人も見つけることができた。彼らは「事業手腕が非常に優れた女傑」と口をそろえた。