ファーウェイ、サムスン研究チーム作りギャラクシーを模倣…アップルのあごの下まで追撃(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.22 11:21
ファーウェイでコミュニケーション担当代表を務めるジョイ・タン氏はこうした複雑な関係に対し「以前は製品生産業者と部品供給業者がくっきりと分かれていたとすれば、いまは多様な事業を同時に営む『巨大モデル(massive model)』に産業構造がシフトしつつある。きのうのライバルがきょうの協力者になったりするのはそうした理由のため」と説明した。
スマートフォン事業を率いるコンシューマービジネスグループ代表のリチャード・ユー氏は最近ウォールストリートジャーナルとのインタビューで「3年以内にアップルを、5年以内にサムスン電子を超える」と断言した。まったくでたらめな大言壮語ではない。2011年だけでもファーウェイの年間スマートフォン出荷台数は1680万台でサムスン電子の9740万台の17.2%にしかならなかった。だが今年4-6月期の出荷台数は3200万台でサムスン電子の7760万台の半分に迫る41.2%水準だ。アップルの4040万台にあごの下まで追いついた。
スマートフォン製造技術だけみればファーウェイはサムスン電子にぴったりとついてきたとIT業界は分析する。サムスンやアップルのほかに「スマートフォンの頭脳」と呼ばれる中央処理装置(AP)を独自に作る会社はファーウェイだけだ。特に無線通信関連技術はファーウェイがサムスン電子を上回っているというのが全般的な評価だ。ファーウェイが「2020年に本格化する第5世代移動通信のルールはわれわれが作る」と自信を見せているのもそのためだ。だが部品産業競争力、世界流通網、ブランド価値などさまざまな面でサムスン電子を追い越すには時間がかかるだろうと専門家らは口をそろえる。