【コラム】大きくなるコーヒーのサイズ=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.20 11:09
韓国は領土が大きい国ではないが、韓国の人々は「王(キング)」サイズが好きな傾向にあるようだ。こうした特徴は飲食店のメニューを見るだけでもよく分かる。「王カルビ・王塩焼き・王パジョン・王スンデ・大餃子・王トンカツ・王冷麺」。リストは限りなく増えるかもしれない。最近ではキングサイズの「王コーヒー」までも出てきた。
今年7月初め、雨がかなり降っていた日にセミナー参加のため地方に行った時のことだった。骨の髄まで雨に濡れてセミナー控室の円卓テーブルに座っていて、すぐに目の前に置かれた大きな「カップコーヒー」を見ることになった。量は400ミリリットルもあり、名前は皮肉にも「タバン(喫茶店)コーヒー」だった。過去10年間、韓国のコーヒーサイズが自販機で選ぶ50ミリリットルから「王」と言うほど大きい400ミリリットルまで大きくなった理由について夢中になって考えてみた。自販機でコーヒーを選んで買って友人や同僚とコーヒータイムを楽しんだ時代と比べると21世紀の韓国の人々は間違いなくその当時よりも良い暮らしをし、良い食生活をしていると思われる。