対北朝鮮制裁招く核実験の影響を逆利用、金正恩氏リーダーシップ誇示し内部結集狙う(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2016.09.16 13:32
北朝鮮は彼らの政権樹立日である9・9節を迎えて5次核実験を電撃的に敢行した。北朝鮮当局は核実験から4時間後にこの事実を比較的詳細に公表することによって彼らの核能力を誇示した。彼らは今回の核実験で核弾頭を実験して大量生産の標準化を達成し、核物質の利用率も高めたと強調した。
韓日米は言うまでもなく中国さえも今回の北朝鮮の核実験に強く反対して非難に同調している。国連安全保障理事会も北朝鮮の5次核実験を強く糾弾して追加の制裁内容を盛り込んだ決議案の用意に直ちに着手するなど足早の動きを見せている。安保理の対北朝鮮追加制裁の措置を入れた決議案の導き出しも比較的速かに行われる可能性がある。これで北朝鮮は再び、より強力な制裁局面に直面することになるだろう。恐らく北朝鮮はこうした「後日の禍」を予想していただろう。それならば、なぜ金正恩(キム・ジョンウン)政権は自ら苦労を買うような核実験挑発を敢行したのだろうか。