韓経:【コラム】漢江の奇跡、メコン川の奇跡につながる番だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.13 13:16
インドシナ半島の小さな内陸国家ラオスへの関心がいつになく熱い。昨年、両国間の相互訪問者数は16万人に達し10年で20倍近くも増え、昨年だけでも1000便を超える航空機が運航した。ラオスが直航期を就航している国は隣国のタイ、ベトナム、中国を除けば韓国が唯一だ。現在のラオス経済を導いていく最大の企業もやはり韓国系企業KOLAO(コラオ)だ。
毎朝、僧侶の托鉢の行列で一日が始まるラオスはこれまで外部の人からは「隠遁の国」に映っていた。だが1989年に市場を開放した後2015年までに約182億ドルの外国資本を誘致したラオスの刷新は世界各国のラブコールの中で今も巡航中だ。変化の中心には指導者のリーダーシップも一役買っている。今年4月にスタートしたラオス第8期政権は第8次国家社会経済開発(NSEDP)5カ年計画のもと2020年までに最貧開発途上国の汚名を返上するという野心に満ちた計画を推進中だ。1800年代、韓国は西欧列強にとって「静かな朝の国」に過ぎなかったが、わずか1世紀で世界10大経済圏の「ダイナミックコリア」に変貌した。長い間の冬眠の中で伸びをするラオスの姿はかつての韓国の姿を思い出させる。
このように似たような歴史の軌跡をたどっている2国間の信頼関係を確かめて実質協力の出口を開くために9日、韓国・ラオス首脳会談がラオスのビエンチャンで開催された。1974年にラオスの共産化で国交関係が断絶した後1995年に再修交した浮き沈みの中で韓国大統領としては初めての公式訪問だった。この席で両国首脳は2国間の発展経験を共有し、経済協力関係を一層拡大するための案を議論した。