【コラム】北朝鮮の軍需事業に入り込んだ華僑
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.05 13:29
北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発速度は韓国国防部の予想より速かった。4月のSLBM試験発射直後、国防部は北朝鮮が早ければ2、3年以内に実戦配備する可能性があるという見方を示した。北朝鮮が先月24日にSLBM発射に成功すると、国防部は1-3年以内に戦力化する可能性があると修正した。実戦配備の予想時点を操り上げたのだ。北朝鮮の科学技術の発展速度(金正恩速度)を軽視し、驚かされた格好だ。
科学技術が発展するには資金と高級人材が必要だ。北朝鮮はこれをどのように調達したのか。まず、資金は新興富裕層のポケットから出ている。新興富裕層は北朝鮮の流通市場・不動産・金融・賃貸事業に参入して稼いだ。問題は新興富裕層の50%以上が中国国籍の華僑という点だ。華僑は中国に親戚がいるケースが多く、合法的に中国を出入りできるという長所を活用し、朝中間の合法または非合法取引を主導している。時には中国のスパイと誤解されたりもする。しかし華僑は北朝鮮経済の動脈の役割を果たし、「諸刃の剣」だ。そのような華僑が北朝鮮市場の多くの部分を占めている。華僑は北朝鮮で商売ができないため、北朝鮮の人たちを前面に出す。そして物を供給し、月給を与えている。