【社説】軍序列1位まで…軍需産業不正の終わりはどこか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.25 14:14
崔潤喜(チェ・ユンヒ)元合同参謀本部議長が24日、検察に容疑者として出頭した。海軍参謀総長在職中の海上作戦ヘリコプター「ワイルドキャット」選定不正に関連してだ。防衛事業不正政府合同捜査団は崔元議長の息子が事業投資金名目で武器仲介商から小切手2000万ウォン(210万円)を受けたことを確認した。崔元議長は受け取った事実を認めながらも「1500万ウォンは返した」と釈明した。それが事実としても非常に情けないことだ。国軍の最高指揮者が職務に関係がある業者からお金を受け取ること自体が話にならないからだ。
ワイルドキャット海上作戦ヘリコプターは2010年の韓国哨戒艦「天安」爆沈をきっかけに計画された事業だ。しかし海軍の作戦要求性能に達しない諸元であるにもかかわらず、これを満たしたように試験評価結果が改ざんされ、導入された。金銭を受けたかどうかという問題の前に、崔元議長は性能が落ちる武器の導入を最終承認した責任を取らなければならない。もしこれを知りながらも黙認したとすれば、国軍と国民の命を担保に金品を受け取った悪質的な反逆罪に該当する。