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ギャラクシーノート7の紅彩認識、酒を飲みすぎると作動しない?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.31 13:44
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50代会社員のAさんは数日前、酒に酔って帰宅中のタクシーでスマートフォンを取り出した。一週間前にギャラクシーノート7を新しく買ったAさんは家に電話かけるために紅彩認識でスマートフォンのロックを解除しようとした。だが、認識のための円の中に目を合わせることができず、何度も失敗した。飲みすぎたせいかパスワードとパターンも思い出すことができなかった。結局、Aさんは翌朝までスマートフォンを使えなかった。Aさんは「紅彩認識が新しい方式ということで使ってみたが、私のような中壮年層は適応するのに困難が多い。どうも以前のやり方のほうが楽なようだ」と話した。

紅彩認識(Iris Scanner)はヒトの瞳を囲む紅彩パターンをスキャナが読み込んでユーザーを識別する生体認証技術で、ギャラクシーノート7に初めて導入された。サムスン電子は紅彩認識を前面に出し、韓国内では発売から10日で40万台が売れた。一日に4万台ずつ売れた計算だ。

 
そうした中、Aさんのように紅彩認識が使いにくくて不便だという声も少なくない。ネット上には「飲酒後は認識できない」「レーシック手術をしたり眼鏡をかけたりすると認識ができない」という主張も出ている。だが、ほとんどは根拠のない話だというのが専門家たちの共通した意見だ。

紅彩認識をめぐる誤解と真実はだいたい次の7種類で要約される。まず「酒を飲むと認識できなくなる」という主張はユーザーの過失である可能性が高い。紅彩認識はスマートフォンと25~35センチの距離を保って画面に出てくる円の中に目が入るようにしてこそ作動する。だが、過度な飲酒後には身体や腕が揺れてこのような条件を満たせない場合もある。

「目が小さいと認識できない」「レーシック手術を受けた人は使うことができない」という主張も科学的根拠がない。サムスン電子無線事業部のキム・ヒョンソク常務は「紅彩認識は紅彩のパターンをスキャナが読み込む方式なので目の大きさとは関係がない」と説明した。レーシックやラセックなど視力矯正術を受けたユーザーも手術後に紅彩を改めて認識させればいくらでも使用できる。一般的には以前のままでも使用できるが、手術過程で紅彩が変形した可能性もあるので新しく認識させたほうが安全だ。


ギャラクシーノート7の紅彩認識、酒を飲みすぎると作動しない?(2)

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