<疲れた人脈社会、韓国>(下)食事・酒・カラオケも1人で…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.23 13:15
「今日は絶対に私の好きなようにする日」。5日を会社員チュ・ソンミンさん(27)はそう決めた。暑さが少しやわらぐ午後5時頃、チュさんはソウル延禧洞(ヨニドン)にある酒場に向かった。カクテル1杯を注文してカバンから普段読みたかった本を取り出した。本を読む間チュさんを邪魔する人は誰もいなかった。チュさんの夏期休暇中の一日はこのようにして過ぎ去った。
「1人で遊ぶ」というのは非社会的形態と認識されてきた。社会的関係を拒否して外部と断絶したまま生きていく「引きこもり」または「コクーン(cocoon:蚕のまゆ)族」は非正常的な存在として描写されたりもした。だが数年前から「1人で遊ぶこと(1人遊び)」は若年層を中心に特異な現象ではない1つの文化として広がり始めた。