<疲れた人脈社会、韓国>(上)人間関係→「怖い」「寂しい」「疲れる」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.19 09:42
#建設会社の課長チェさん(35)は会社員生活10年目だ。学生時代は100人前後だった携帯電話の保存番号は、いつのまにか約520件に増えた。だが昔より孤独だというのが率直な心境だ。彼は「10年前に連絡が途切れた先輩の慶弔まで追いかけるほど熱心に人脈維持に努めていたが虚しさを感じる」として「誕生日にはお祝いメッセージは90通余り殺到するけれども、実際にケーキを一緒に切って食べる友人はいない」と話した。
#法曹界の偏平足(顔が広いこと)と指折り数えられるキム・ヒョン法務法人セチャン代表弁護士(60)の携帯電話には4000件余りの電話番号が保存されている。1988年に弁護士として開業した後、28年余りの間に積み重ねてきた人脈だ。着実な人脈づくりで成功街道を走ってきたキム代表だが彼にも苦衷はある。彼は「人脈がいくら広くなっても感情的に頼り助け合える関係は家族を含めて10人前後」と打ち明けた。