【コラム】韓国ののりをポテトチップのようなグローバルおやつにしよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.18 08:48
年間6兆ドル(約602兆8000億円)規模の世界の食品市場で最近注目される現象は「スナック化」だ。このほど米経済誌のフォーブスは、グローバル食文化のトレンドとして「おやつ」を挙げた。食品産業コンサルティング会社のハートマングループは米国人10人のうち9人が1日に3回以上スナックを食べるという調査結果を発表したりもした。三度の食事を取る代わりに暇な時にいつでも食べられるというスナックの長所が忙しい現代人に大きくアピールしてだ。専門家らは特に各種栄養成分を備えた「ウェルビーイングスナック」がグローバルスナック市場の高成長を率いるとみている。
韓国はこうしたウェルビーイングスナックの代表になれる食品を持っている。それがのりだ。これまでのりは米食文化を持つ韓国、日本などに消費地が極めて制限されていた。しかし最近米国や中国で韓国の味付けのりが大人気を呼び、昨年ののり輸出額は3億ドルに達した。物量では51億枚で、これをつなげると地球を27周できる途轍もない規模だ。のり輸出の74%を占める味付けのりは韓国ではごはんのおかずとして消費される。だが米国や中国などではポテトチップのようなおやつ用としての位置を確立し、のり市場の裾野が大きく広がっている。最近本格的なスナック用のり製品が発売され、いまやのりはコメを主食としない人たちも好んで食べるグローバルフードに成長できる新たな局面に入り込んだ。