韓経:【コラム】ウォン高ショック…日本のように「安全通貨の呪い」に苦しめられるか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.16 11:35
憂慮されるのはグローバル資金の持続的な流入で韓国も日本のように「ウォン高の呪い」に苦しめられるかという点だ。リスク理論で特定国の通貨に3つのリスクが少なければ安全通貨と評価される。最も重要な「市場リスク」は市場状況の変化で資産価値が変動する可能性を意味し、価格の標準偏差、準分散(semivariance)などで評価する。
「流動性リスク」は資産流動性が不足して決済義務の履行に問題が生ずる可能性で取引量・売買呼値スプレッドなどで測定する。「信用リスク」は各種債務を履行できない可能性で、通貨は国債格付け(ムーディーズなど3大格付け会社)、クレジットデフォルトスワップ(CDS)プレミアムなどに反映される。