米国、来年THAADで北朝鮮ミサイル迎撃実験
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.12 11:41
米国が来年THAAD(高高度ミサイル防衛)システムで北朝鮮のムスダンミサイル(北朝鮮名:火星-10号)を想定したミサイルを迎撃する実験を実施する計画だと訪韓中のジェームズ・シリング米国防総省ミサイル防衛局(MDA)局長が11日に明らかにした。MDAは米国のミサイル防衛戦略を総括する機関で、シリング局長はTHAADなど米国のミサイル防衛(MD)体系を総括する人物だ。
シリング局長は「(THAADで)短距離・準中距離・長距離ミサイル迎撃実験を13回実施して全て成功した」と強調した。「ムスダン級ミサイルに対する迎撃実験はなかったのか」と質問されるとシリング局長は「射程3000~5500キロメートルに達する中距離ミサイル迎撃の実験はなかった。来年行う計画」と説明した。北朝鮮のスカッド(射程300~1000キロメートル)とノドン(1300キロメートル)ミサイルに対するTHAADの迎撃能力が既存の迎撃実験ですでに立証されただけに今年6月に発射に成功したムスダンミサイルを念頭に置いた「個別対応型」実験を実施する意向だ。