【社説】脱北女性の売春放置すれば韓半島の未来はない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.28 13:47
脱北女性の相当数が違法なチケット喫茶店で売春をしながら生計を立てているという中央日報の報道は、韓国社会の脱北者支援政策が空回りしているという事実を傍証している。彼女たちが売春という状況にまで追い詰められるのは、韓国入国後に受ける就職教育にもかかわらずしっかりとした職を得にくいためだ。
先月現在で韓国内に入国した脱北者数は2万9543人で、そのうち70%を超える2万896人が女性だ。その中のほぼ90%近い女性が中卒以下の学歴で、北朝鮮では無職または日雇い労働者のような特別な技術のない非熟練人材だ。そのうちに食堂や工場で働いて月150万ウォン(約14万円)以下の低い所得という人が半分に達する。その上、多くの人は脱北時にできた借金を返済したり北朝鮮の家族に送金したりしなければならない境遇なのでお金を少しでも多く稼げる売春の誘惑を振り払うことができないのだ。