【時論】中・露のTHAAD反発にどう対処するのか=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.14 15:45
では、今後どうするべきなのか。後難は避けられないようだ。だとしても問題を解決して後難を減らすには、政府がこの問題は韓国の安保利害であることを確実にし、積極的に行動しなければいけない。「3No」式の思考とは絶縁する必要がある。官僚的消極主義を唾棄しなければいけない。THAADが米軍の武器という理由で米国の後ろに立とうとするべきでもない。積極的に対応して交渉することが求められる。
我々が新しい観点に確実に立ってこそ、無理な主張に対する立場が明瞭になる。例えば、中国は自国の安保のために他国の安保を犠牲にしてはいけないという。米国に向けた言葉であるはずだ。しかしその言葉は我々の立場になることも考えられる。北朝鮮のミサイル脅威に十分に対応できていない韓国に、死活的安保を犠牲にしろと言ってはならないからだ。ロシアは米国のMD構築に協力したルーマニア・ポーランドに対してロシアが加えた措置を取り上げている。しかしこれらの国と韓国は違う。ロシアにミサイル脅威を加える北ルーマニアや北ポーランドがあるわけではない。