【時視各角】中国の友人たち、みみっちいことを言うな=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.14 09:58
中国の初めての貿易紛争相手は韓国だった。2000年6月のニンニク波動がそれだ。韓国は低価格の中国産ニンニクにセーフガード(緊急輸入制限)を発動した。世界貿易機関(WTO)の規定に基づく措置だった。ぴったり1週間後に中国は韓国製携帯電話とポリエチレンの輸入を全面禁止した。法と規定は無視された。ニンニクは1000万ドル相当にもならなかったが携帯電話は5億ドルを超えた。あわてた韓国が交渉を提案したが結果は惨憺たるものだった。中国の強硬姿勢にずるずると言いなりになり白旗投降、裏合意までする中で青瓦台(チョンワデ、大統領府)経済首席秘書官が辞任しなければならなかった。当時交渉に参加した人たちにはまだトラウマだ。いまは官服を脱いだAさんの話。
「交渉ではなかった。こんなごり押しはなかった。日取りも場所も自分たちが決めた。無条件の原状回復ばかり主張した。『なぜいくらにもならないニンニクをめぐってこうなのか。お前たちは中国でたくさん儲けているではないか』が論理のすべてだった。熱心に説得し合意したら翌日ひっくり返された。(合意してくれた)交渉代表を換え問い詰めることもできなくした」。