「南シナ海の中国の7つの人工島は違法か」国際法廷が12日に判決(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.07.04 09:48
英国の欧州連合(EU)離脱投票に続き国際社会に大きな波紋を起こしかねないもうひとつの決定が差し迫った。
オランダのハーグに本部を置く国際法廷の常設仲裁裁判所(PCA)は南シナ海紛争に関する判決を12日に下すと予告した。南シナ海紛争は中国が米国・東南アジア諸国と鋭く対立し緊張が日増しに高まっている事案だ。PCAの決定が下されれば紛争は以前とは異なる局面に入り込む見通しだ。どのような結論が出ても受け入れないと宣言した中国が新たな強硬策を出し米国が強く対抗する場合、国際社会が予期できない事態に巻き込まれる可能性も排除することはできない。
今回の判決は2013年1月にフィリピンが中国を相手取りPCAに提訴したことに伴うものだ。フィリピンは15項目に分けて提訴したが核心は「九段線」の違法性の有無と中国が建設した人工島の法的地位に関する判断の2つの争点に絞られる。