<ノーベル賞の話>ウイルスとノーベル賞-議論多かった2008年生理・医学賞-(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.28 14:32
この1年間ウイルスが大きな社会的イシューだ。ジカウイルスはリオオリンピックと絡んで焦眉の関心事であり、昨年の上半期にはエボラウイルスのために韓国の医療スタッフがシエラレオネまで行って注目を浴び、下半期にはMERSウイルスが全国を揺さぶった。ウイルスとノーベル賞はどんな関係があるのだろうか。過去50年間にウイルスと関連した研究でノーベル賞を受賞したのは7件で17人いるが、そのうち人体で疾患を起こすウイルスを発見して受賞したケースは2008年のたった1件だ。
2008年ノーベル賞は子宮がんの主犯であるHPVを発見したドイツのハラルド・ツア・ハウゼン氏、エイズを起こすウイルスであるHIVを発見したフランス人のリュック・モンタニエ氏とフランソワ・バレ=シヌシ氏の計3人に与えられた。ところで彼らの受賞はいずれも大きな議論を呼んだ。