【社説】財政・通貨政策を総動員してブレグジット防波堤を築こう=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.25 14:39
世界金融市場にブレグジットという核爆弾が飛んできた。予想と異なる結果であり、衝撃はさらに大きい。当事者の英国のポンドは昨日10%近く落ち、1985年以来のポンド安となった。ユーロも1999年に導入されて以来、最も大きい4.3%の下落となった。日本の株価は8%暴落するなど、世界株式市場が一斉に下落した。一方、米国国債価格は5年ぶりに最も大きく上がり、日本円は6.3%急騰した。安全資産に分類される金の価格も8%以上も上昇した。韓国金融市場も株価とウォンが大幅に下落した。史上最悪の記録が相次ぎ、世界の金融市場が揺れた。
経済的に見ると、ブレグジットはすべてにマイナスのゲームだ。世界5位の経済大国である英国の国内総生産(GDP)は長期的に最大7.5%委縮すると予想される。欧州とその他の地域をつなぐ金融ハブとして享受してきた利点も減るしかない。EUも大きな打撃を受ける。域内2番目の規模である英国との貿易・投資減少はもちろん、他の加盟国の離脱の動きを刺激し、単一経済圏が揺れかねない。米国とEUが2つの軸となり、中国と日本がこれを支える今の世界経済体制と構図が脅かされるという指摘もある。