【社説】サムスン電子を特許訴訟で挑発した中国ファーウェイ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.27 16:36
サムスン電子が中国企業から知的財産権侵害の訴訟を起こされた。訴訟を提起したファーウェイ(華為)は通信装備市場では世界1位、スマートフォン部門でアップル・サムスン電子に続き3位だ。ファーウェイは中国最高の技術企業とされるが、通信装備では汎用部門を席巻しており携帯電話も中国国内市場での販売が大部分で、先進市場での占有率は1%前後だ。
サムスン電子側は「ファーウェイが侵害したと主張している11件の特許が何なのか調べているところ」としながら戸惑った反応だ。標準特許侵害はデザイン特許とは違い明確に分けられる分野だ。それでもファーウェイ側の関係者は訴訟提起直後に「交渉で解決するのが良い」と話すなど、すでに交渉の可能性を提示している。市場の専門家たちはこうした点で、今回の訴訟が自分の特許権を保護しようとするよりはサムスンと特許を共有するクロスライセンス交渉を有利に導こうとする戦略とみている。