ブッカー賞受賞した韓国小説の翻訳家「カミュを発見したようだ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.18 15:14
「良い感情、良い涙」(Good emotions, good tears)。 16日、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で国際ブッカー賞の受賞作が発表された時、涙を見せたのは韓江(ハンガン)氏ではなく翻訳家のデボラ・スミス氏(28)だった。そして短い2つの文章で自分の感情を整理した。
彼女の翻訳についてブッカー賞選定委員会は「驚くべき(marvel)」と述べた。主審のボイド・トンキン氏は「美しさと恐怖が絶妙に交じり合った作品を完ぺきに正しく翻訳した」と述べた。選定委は彼女の履歴にも驚いたようだ。最終審査に残った6作品の翻訳者のうち2人が20代だが、スミス氏がそのうちの一人で、21歳から韓国語を学び始めたからだ。