韓経:企業の負債が中国経済の時限爆弾? 構造改革に注目すべき=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.05.16 11:07
◆消えない景気浮揚策の後遺症
中国のいくつかの業種は過剰供給に苦しんでいる。米国の金融危機以降、胡錦濤政権が景気浮揚のために推進した無理な浮揚策の後遺症が依然として解決していない。したがって習近平政権は構造改革をしながらも、ある程度の成長を維持しなければいけない状況を迎えている。構造改革を推進しながら企業の負債水準も持続的に増える傾向だ。中国企業のうち最も負債比率が高い部門は製造業であり、したがって主要構造改革の対象も製造業となっている。中国政府は過剰業種に対して大企業を中心に合併・買収を推進し、競争力がない企業を淘汰し、業種別に大企業を育成する政策を推進してきた。世界500大企業入りした中国企業が2007年の24社から2015年に106社に急増したのは、こうした 合併・買収と関係がある。