【コラム】私たちの未来を共に悩む政治家が恋しい=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.21 09:06
4・13総選挙が終わって1週間が過ぎたが余震はおさまらない。1987年の第9次改憲以降に行われた総選挙の中で最も劇的だったという評価だ。誰も単独過半数を占めることができなかった結果は絶妙だ。政治家は傲慢ではいけないという国民の声だ。
だが選挙の結果と関係がなく私は今回の総選挙期間中、ずっと帰宅途中に憂鬱になっていた。広域バスから降りて地域バスに乗り換える停留場に立つと、その憂鬱は極限に達した。絶望と怒りが交差した。停留場の向かい側のビルの壁面をいっぱいに満たした超大型の垂れ幕のためだった。初めはある政党の予備候補3人の公約が並んでいた。候補が最終的に決定された後は1人の垂れ幕だけが残った。問題は、これを見て誰が落ちて誰が残ったのかを察することさえ容易ではなかったという点だ。みなが似通っていたという話だ。いわゆるデパート式の羅列公約だ。