<脱北者集団亡命>「30代の男性支配人が核心の役割」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.11 14:08
海外にある北朝鮮飲食店の従事者13人が一斉に亡命する過程には、30代の男性支配人が核心的な役割をしたと、情報当局の北朝鮮専門家が述べた。匿名を求めたこの専門家は10日、「海外に出ている北飲食店の従業員の旅券(パスポート)は支配人がすべて管理する」とし「今回の亡命者の場合、支配人が女性従業員12人を説得し、脱北を主導したと把握している」と話した。また「海外の飲食店には国家安全保衛部が植え付けておいた密告者がいて、従業員相互監視も徹底するため、集団脱北までには緻密な事前準備過程があったはず」と述べた。
統一部によると、今回亡命した13人は男性支配人1人と女性従事者12人。女性12人のうち1人だけが30代で、残りは22-25歳だった。13人は当初、中国吉林省の北朝鮮飲食店で働いていたが、商売がうまくいかず、昨年12月に浙江省寧波の「柳京食堂」に移ったという。しかしこの飲食店も今年1月の4回目の核実験以降に強まった対北朝鮮制裁で客が減り、経営に苦しんでいたと、政府当局者は伝えた。