<脱北者集団亡命>「柳京食堂の女性10余人、数日前から見えなかった」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.11 11:36
「みんな逃げました」。北朝鮮従業員13人が先週集団脱出した中国浙江省寧波の北朝鮮レストラン「柳京食堂」の周辺商人の話だ。10日、柳京食堂の周辺は静かだった。閉められた扉をいくらたたいても反応はなかった。宅配の運転手3、4人も引き返した。周囲の商人によると、7日に食堂の営業が中断したという。統一部が発表した一行の入国日が7日だ。柳京食堂は寧波市が昨年9月27日に造成した伝統商業地区「南塘老街」の真ん中にあった。
「朝鮮の舞踊を見ると楽しくなり、高麗の美しい料理を吟味すればあらゆる味が無窮」。正門の柱にこう書かれているが、訪ねてきた客は引き返すしかなかった。「寧波に北朝鮮レストランはここしかなく、せっかく来たのに…」。週末を迎えて150キロ離れた杭州から息子の夫婦と一緒に寧波旅行に来たという70代の陳さんは残念な表情を見せた。