<チャイナインサイト>インターネット管理の手綱引き締める中国…韓流事業は安全なのか(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.06 16:25
また99年4月には1万人余りの法輪功修練者らが中国の高位指導者の勤務地であり居住地である中南海を取り囲んでデモを行った。中国の公安が驚いたのは、この大勢の人々が集まることを全く気づくことができなかったという点だ。デモの参加者たちは当時としては先進的な技術であるインターネットやファックスなどで連絡を取り合った。
このようにインターネットを基盤とする新たな挑戦に慌てた中国政府は、対応策として「インターネットの万里の長城(Great Firewall)」を構築する「黄金の盾(金盾)プロジェクト」を始めた。このプロジェクトは、インターネットコンテンツを監視・統制・フィルタリングするソフトウェアとハードウェアシステムを包括している。サイバー警察だけで3万人、インターネット管理人員が30万人に達するという噂だ。問題のコンテンツの取り締まりは、わいせつコンテンツの排除を名分にして行われる。
その後、中国のインターネット空間は市民の「オンライン活動」と当局の「オンライン統制」が力を争う場に変わった。ネットユーザーが社会の不正を告発したり政治の風刺を通じて抵抗すれば、当局は関係者を探し出して処罰したりアカウントを閉鎖したりする方法で対抗した。この過程で1件あたり5毛(約85ウォン)を受けとって政府側にコメントをする「五毛党」と、反政府勢力から50ドルを受けとって反政府コメントをアップするという「50ドル党」の間の争いもあった。