【コラム】問題はタイミング…シャープの没落がくれた教訓(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.04.05 09:11
日本の電子産業の代表企業のひとつだったシャープの売却は社名のように日本国民にとても「鋭い」喪失感を抱かせた。いまでは普通名詞になったシャープペンシルを開発して人気を得ると社名をシャープに変えたその会社は百年を超える歳月にわたり日本人が最も身近に感じる企業のひとつだった。最近の消費者はカメラのない携帯電話は想像もできないだろう。カメラが装着された携帯電話を2000年に世界で初めて出した会社もまさにシャープだ。そんな会社が台湾企業に売却されたのだ。
1970年代初期から30年間余りにわたり世界の電子製品市場は日本企業の庭だった。シャープをはじめとソニー、パナソニック、ナショナル、JVC、サンヨー、カシオ、パイオニア、アイワなど多くの企業が一日と置かず革新的で不思議な新製品を市場に出した。