韓国大宇造船海洋、2年間に2兆4000億ウォンの損失計上漏れ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.31 10:18
粉飾決算疑惑を受けている大宇造船海洋が2年間に2兆4333億ウォン(約2383億円)の損失を財務諸表に反映していないことがわかった。金融監督院が30日に明らかにしたところによると、大宇造船海洋は前日提出した監査報告書で2013年の営業損益を4409億ウォンの黒字から7784億ウォンの赤字に、2014年の営業損益も4711億ウォンの黒字から7429億ウォンの赤字にそれぞれ修正した。これにより5兆5000億ウォンと推定された2015年の営業損失は2兆9372億ウォンに減った。
これは外部監査人であるデロイト安進会計法人が会計上のミスを発見した後に財務諸表再作成を要求したのに伴った措置だ。大宇造船海洋は「海洋プラント部門の原価率上昇にともなう工事損失のため」と説明した。安進会計法人は具体的に、▽総工事予定原価▽契約金額増額▽長期売り上げ債権の回収可能額の推定ミスを原因に挙げた。