<五輪サッカー>孫興民をリオに…トッテナム説得したシュティーリケ監督(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.15 13:20
こうした状況をよく知るシュティーリケ監督と申台龍五輪代表監督は妙手を見つけた。1月のU-23(23歳以下)アジア選手権で韓国が五輪本大会行きを決めると、韓国サッカーにもトッテナムにもプラスとなる「ウィン・ウィン」戦略を準備した。申監督は「トッテナムと事前に折り合わなければ孫興民のような選手は五輪に連れていくことができない」と述べ、オーバーエージ1枚を早期に公開した理由を明らかにした。
韓国のエース、孫興民はまだ兵役問題を解決していない。2012年ロンドン五輪を控えて洪明甫(ホン・ミョンボ)監督は孫興民を選ばなかった。個人プレーに集中し、守備への加担が消極的という理由だった。孫興民は2014年仁川(インチョン)アジア競技大会にも出場しなかった。当時の所属チーム、独レバークーゼンの反対でドイツに残らなければならなかった。韓国サッカーはアジア競技大会で金メダルを獲得した。