「情報が命」…東日本大震災当時、手書きで発行した日本の地域新聞(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.08 10:44
「…道路には、水に流されて来た車が散乱している光景が…」。一緒に、市役所の集計時間帯別の被害状況と火災情報が入った。最後には赤い文字で「正確な情報で行動を!」というスローガンを入れた。地震の翌日で余震が続き、住民の恐怖は消え去らなかった。
新聞社は1枚の壁新聞をさらに5部作った。社員が近江社長の書いた原本を見ながら書き写した。それから住民たちが避難していた小中学校や公共施設など5カ所とコンビニエンスストア1カ所に張り出した。人々が集まった。電気・道路が途切れていた状況で、壁新聞は避難住民に大切な情報を提供した。テレビが地方までカバーできる状況ではなかった。当時、被災者たちは最も多くて5万人余りにも上った。