<ロッテ経営権紛争>辛東彬会長、株主総会で2連勝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.03.07 08:43
ロッテグループは6日午前9時、東京・新宿のロッテホールディングス本社で開かれた臨時株主総会で辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之、61)前日本ロッテホールディングス副会長の「辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫、62)会長理事職解任」案件が過半数の反対で否決されたと明らかにした。ロッテホールディングスはグループ支配構造の頂点に立つ持ち株会社で、経営権去就のカギを握っている。
財界では辛東彬会長が昨年8月の株主総会(社外理事選任など)に続き「2連勝」を収め、韓国ロッテと日本ロッテに対する経営権をさらに強固にすることになったとみている。ロッテもこの日「辛東彬会長に対する確固とした株主の支持を再確認し、ロッテグループの経営権紛争は事実上終えられた」と宣言した。続けて「ロッテの企業価値を傷つけ商法上の秩序を阻害した行為に対し法的措置など強力な措置を取っていくだろう」と話した。
これに対し辛東主前副会長は相次ぐ敗北と戦略不在に苦心する姿だ。韓国語が不得手な辛前副会長は閔裕聖(ミン・ユソン)元産業銀行頭取(62)を自身が設立したSDJコーポレーションの顧問に任命し戦略参謀を任せた状態だ。辛前副会長は昨年7月に辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長の委任書、指示書、録音データなどを公開した。しかしむしろ「財界5位のグループを総帥個人や家族の所有と考える思考」という反発を呼んだ。