－－中国が制裁に積極的に参加すると思うか。

「多くの人は安保理のこうした制裁決議を想像できなかったはずだ。中国がまた同意しないと考えていたからだ。しかし中国が望んだのは履行が可能な措置だった。中国が手をあげて決議案支持を表現したことは、単に決議案自体に対する約束だけでなく決議案の履行を約束するものだ。北朝鮮政権はその間、少なくとも中国は自分たちを保護すると期待してきた。平壌では中国がこのように強力なアクションを支持したという事実に驚くだろう。中国も北朝鮮政権と核プログラムが中国の安保と国家利益の脅威になることを知っている。国際平和と安全を守ろうとする中国のリーダーシップに謝意を表さなければいけない」

－－鉱物輸出禁止や貨物検索義務化措置を取る理由は。

「北朝鮮は石炭の輸出で相当な収益を得る。その収益が核兵器開発に使われてきたという多くの証拠を持っている。また北朝鮮を出入りする貨物が核プログラム支援に活用されてきたと認識されている」

－－北朝鮮勤労者の海外ドル稼ぎに対する制裁が抜けたが。

「今回の決議案にすべてのものを入れなかった。しかしずっと進んでいくだろう。また、米国と韓国は北朝鮮の制裁回避を防ぐのに使用できる多くの２国間制裁手段を持っている」

－－北朝鮮の李洙ヨン（イ・スヨン）外相が今後、北朝鮮は国連の人権議論会議に出席しないと明らかにした。

「深刻な問題だ。北朝鮮の住民に毎日、残酷な人権侵害が行われている。それも我々が力を注いでいる事案だ」


＜国連対北制裁＞「抜け穴は少ない、ロシアも核心には触れず」（１檁