【中央時評】運命の瞬間に近づく大韓民国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.17 09:59
金泳三(キム・ヨンサム、YS)大統領は北朝鮮に純真に接近して失敗した初めての指導者だ。彼は北朝鮮に友好的な要人2人を核心要職に座らせた。就任の辞では「どの同盟国も、民族より良くはなれない」と述べた。非転向の長期囚を何の条件もなく北に引き渡すこともした。YSの生半可な対北朝鮮政策は、苛酷な代価を払った。北朝鮮が核開発を宣言したのだ。
金大中(キム・デジュン、DJ)大統領は北朝鮮の変化を圧迫できる絶好の機会を迎えた。94~96年に北朝鮮が「苦難の行軍」という崖っぷち危機に処したのだ。もしDJ政権が北朝鮮の切迫ぶりを狙ったいたら韓半島(朝鮮半島)の運命は変わったかもしれない。DJは代わりに太陽政策を選択した。首脳会談の支援金で4億5000万ドルを与えた。このお金は核開発に使われた可能性が大きい。金正日にとって太陽の光は酸素呼吸器であった。