【社説】マイナス金利が招いた世界金融市場不安=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.13 13:35
国内外の株式市場が2日連続で大幅に下落した。特にKOSDAQが製薬・バイオ株を中心に昨日6%以上も急落した。KOSDAQ市場は一時8%以上落ち、4年6カ月ぶりにサーキットブレーカーが発動された。KOSPI(韓国総合株価指数)も外国人と個人の売りで1.41%下落した。香港H株指数が7500まで落ち、これに関連する韓国の株価連係証券(ELS)投資額4兆ウォン(約4000億円)も元金割れ危機を迎えた。
実際、世界的な株価下落は今年に入って続いてきた現象だ。韓国だけでなくアジアと欧州、米国の株式市場が一斉に下降線を描いている。しかし旧正月連休を前後して落ち幅が大きかった。その中心には日本が先月29日に電撃的に発表したマイナス金利政策がある。マイナス金利は、円安とゼロ金利、量的緩和まで動員しても上向かない景気を回復させるために安倍政権が最後に取り出したサプライズカードだ。銀行が日本銀行(日銀)に預けるお金に利子を支払う代わりに手数料をかけることで、日本円の価値を落とし、お金を消費に向けるという意図だった。