韓経:【社説】日本マイナス金利後、金融市場が大混乱…アベノミクス岐路に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.02.04 13:37
日本経済が尋常ではない。昨日、日本の債権市場で長期金利が史上最低値の年0.045%を記録した。これに反して日本円は上昇し1ドル=119.42円で取引された。先月29日に日本銀行で導入を決めたマイナス金利が目標にしていたものとは正反対の流れだ。日本銀行はマイナス金利が円安を誘導しデフレーションもとらえることができるものと展望した。だが、かえって円高傾向を見せて債権金利だけを落としている。一緒に昨日の日経指数も前日対比559.43ポイント(マイナス3.15%)も下がった。
日本の金融機関も混乱に包まれた。日本の財務省は、個人と地方自治体を対象に10年物の国債発行を停止し、一部企業は会社債の発行も留保することにしたという。三菱東京UFJなどの一部銀行は大企業が銀行に預金した資金について手数料を導入することにし、投資待機商品格のMMFの販売を停止したところも出てきた。最大30兆円と推定される資金運用を今後どのようにするべきか焦っている姿が歴然としている。未曾有のマイナス金利がもたらした逆風だ。だが日本当局はマイナス金利政策を強化し続けると明らかにしている。日本銀行の黒田東彦総裁は必要ならばいつでもマイナス金利を拡大できると話した。