【社説】体質改善の重要性を見せた日本のマイナス金利
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.30 11:35
昨日、日本銀行(日銀)が初めて「マイナス金利」を導入することにした。2010年10月から5年以上にわたり年0.1%だった金利を来月16日から-0.1%に引き下げる。都市銀行が預金すれば、利子を支払う代わりに手数料を支払わせるということだ。銀行にお金を預けずに投資や消費に使ってほしいというメッセージが込められている。
マイナス金利は2012年にデンマークで始まった。続いて欧州中央銀行(ECB)とスイス、スウェーデンなどが続いた。すべてゼロ金利と量的緩和でも景気を回復させるのに失敗した国々だ。日本もそれだけ状況が厳しいということだ。日本経済は最近の円高で成長率と物価は落ち、景気沈滞に戻る兆しまで表れている。「3本の矢」(金融緩和・財政拡大・構造改革)に代表される安倍政権の改革が揺れているのだ。