<韓国新成長動力10>(7)AI…韓国が得意な医療・家電・教育AIに集中を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.26 16:53
世界情報技術(IT)企業のレースが繰り広げられている人工知能(AI)分野で、韓国はスタートが遅れたというのが一般的な評価だ。AIの可能性を早くから看破していた海外とは違い、収益性などを理由に投資をためらってきたからだ。
情報通信技術振興センター(IITP)の調査によると、韓国国内119カ所の研究所、大学所属研究チーム、企業のうち、AI研究開発(R&D)に取り組んでいるところは39カ所にすぎなかった。このうち民間と共同で投資を進めたり、独自の予算を持つところはところは13カ所だった。研究専門人材も31カ所は50人未満で、16カ所は10人にもならなかった。研究所の数が少なく、人材と予算も不足しているということだ。
韓国版「ワトソン」の開発を目標に総研究費1070億ウォン(約107億円)を投入する「エクソブレイン(Exobrain)ソフトウェア(SW)開発」など政府が主導する長期・大型プロジェクトは最近始まった。国内IT企業が積極的に進出しているが、まだ初期段階であり、成果を出すには時間がかかる見込みだ。