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【コラム】エジソンとテスラに挟まれた韓国経済(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.21 09:00
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100年以上も前のことを取り上げたのは2人の存在感がまだ大きいからだ。エジソン電気会社の後身のGEは最近、中国ハイアールに家電部門を売却した。20世紀型産業の家電を規模の経済で押し進めることができる中国に譲り渡したのだ。テスラは21世紀の変わり者の百万長者イーロン・マスクにより、先端電気自動車会社名で復活した。昨年末に韓国進出を宣言しただけに、近いうちにテスラの電気自動車を見ることができるだろう。科学技術と新経済の主導権をめぐり一時代を風靡した2人が、それぞれ米国と中国という国の姿によみがえった感じだ。

こうした姿を見ると、韓国経済の未来が本当に心配になる。最近、韓国経済はサンドイッチ状態だという。規模の経済では中国に押され、技術では日本に遅れていると嘆く。しかし本当に恐ろしいのは中国と日本ではなく、我々の内部にある問題だ。エジソンやテスラのような挑戦者や革新者が見えない。その代わり血も涙もない経営権争いや免許や許可をめぐる既得権争奪戦が乱舞するだけだ。李秉チョル(イ・ビョンチョル)や鄭周永(チョン・ジュヨン)のような人物が見せた想像力と挑戦精神も現実安住に席を譲って久しい。今でもテスラ型産業を主導している米国と、エジソン型産業を掌握しつつある中国の間で、韓国経済はどれほど持ちこたえるのだろうか。

 
ナ・ヒョンチョル論説委員


【コラム】エジソンとテスラに挟まれた韓国経済(1)

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