【中央時評】北核20年、なぜ誰も反省しないのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.16 15:07
北朝鮮の4回目の核実験で波紋が広がっている。米国はB-52戦略爆撃機を韓半島(朝鮮半島)に展開し、韓米合同軍事訓練に原子力潜水艦と原子力空母を動員するという声も聞こえる。韓国国防部も対北朝鮮拡声器放送を再開する一方、有事の際に北朝鮮の核と生物化学武器、弾道ミサイルの先制打撃を目標とする「4D破壊作戦(探知、かく乱、破壊、防御)」を早期に実施すると明らかにした。国際社会では米連邦下院を筆頭に、強力な対北朝鮮制裁決議案が次々と採択されるとみられる。
当然の措置だ。しかし何か引っかかる。おそらく既視感のためだろう。2006年10月の最初の核実験以降、我々は同じ対応措置を見てきた。しかし果たしてその効果はあっただろうか。米国・中国・韓国など国々が、孤立した失敗国家の北朝鮮一つをまともに扱えない奇妙な状況だ。このようになった問題の根源は明らかに北朝鮮体制にあるが、実際これは定数にすぎない。過去20年を振り返ると、米国の失策、これに盲目的に従う我々の限界が如実に表れる。