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【コラム】オバマ大統領の演説から北朝鮮が抜けた理由(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.15 10:15
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この言葉には3つの解釈が可能だ。1つ目、一般教書演説の90%が国内政策、10%が外交政策に関するものだという点を勘案すると、オバマ大統領は北朝鮮問題に高い比率で言及した。分量でいえばイスラエルより多く、アフガニスタンよりやや少ない程度だった。

2つ目、オバマ大統領の北朝鮮関連発言は強硬に聞こえるかもしれないが、北朝鮮と交渉するという意志を微妙に明らかにしている。オバマ大統領にとって最も重要な演説の前日夜に核実験をすることにより、金正恩(キム・ジョンウン)はオバマ大統領を困難な状況に追い込もうと試みた。にもかかわらず、オバマ大統領は北朝鮮が国際規範を遵守すれば北朝鮮が「安保と繁栄」の道に入ることができると強調した。

 
そのように解釈するのが正しいというのは、米国-イランの外交の可能性に対する演説の次の文章を見れば分かる。オバマ大統領はこのように述べた。「同じくイランの指導者は今が外交的な解決策を探すべき時だということを認知しなければいけない」。ここで核心の言葉は「同じく(likewise)」と「今(now)」だ。オバマ大統領は北朝鮮とイランを同じ枠で見ていた。核実験にもかかわらず、外交的な妥結の機会を開いておいたのだ。

こうした意味で2016年の一般教書演説で北朝鮮の核問題が抜けたのは、米政権の怒りではなく悲しみが反映されたものだ。任期最後の年に、外交的な妥結が可能かもしれないという希望が完全に消えたというところからくる悲しみだ。過去の前例に基づけば、北の核実験に対する非難に続き、平壌がもし正しい選択をすれば平和と外交の道が開かれているという部分が出てきたはずだ。私が見るに、オバマ大統領がそうしないことを選択した理由は北朝鮮をあきらめたからだ。

私とロバート・ガルーチ元北核問題担当特使がニューヨークタイムズへの寄稿で主張したように、これが意味することは北朝鮮核問題がオバマ政権から次の政権に移るという点だ。今年、北朝鮮の核・ミサイルプログラムを中断または凍結させる合意に至らなければだ。2017年の今ごろ、北朝鮮がどれほど多くの核兵器を保有することになるかは誰にも分からない。北朝鮮の核は次期米大統領の最初の危機になるかもしれない。

ビクター・チャ米ジョージタウン大教授


【コラム】オバマ大統領の演説から北朝鮮が抜けた理由(1)

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