ナヌムの家「『帝国の慰安婦』起訴批判、被害女性の苦痛知らない」=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.04 09:18
慰安婦被害者支援施設ナヌムの家は3日「検察が『帝国の慰安婦』著者である朴裕河(パク・ユハ)世宗(セジョン)大学教授を起訴したのは、朴教授の『不正確な意見』のためではなく『事実と違った歪曲された表現』のため」と明らかにした。ナヌムの家側はこの日、見解説明の資料を出して「今回、朴教授に対する起訴について学問的なものさしで反対するのは、元慰安婦女性が体験している苦痛に対する認識が欠如したもの」としながらこのように強調した。
朴教授が書いた学術書『帝国の慰安婦』は、関係者の証言などを基に慰安婦問題を分析した。ナヌムの家に住む被害女性たちは、朴教授が本に「日本人・朝鮮人・台湾人の『慰安婦』の場合、『奴隷』的でもあっても基本的には軍人と『同志』的な関係を結んでいた」、「慰安婦というのは根本的には売春の枠組みの中にいた女性たち」、「自発的に行った売春婦」などの表現を使って侮辱されたとして名誉毀損で昨年検察に告訴した。検察は先月、朴教授を起訴した。