【社説】韓日中賢人会議、次の10年を期待する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.01 16:46
北東アジア3カ国の各界の著名人と知識人で構成された「韓日中賢人会議」が今年で10回目を迎えた。2006年に中央日報・新華社通信・日本経済新聞の3カ国を代表するメディアの共同発議で始まった賢人会議は、共生と共同繁栄のための知恵を集め、これを政府に建議することで実現させてきた。韓日中首脳会談の定例化、3カ国経済閣僚定期会談の開催、チェンマイ・イニシアチブ約定額拡大に続き、共用漢字808字の制定などが、賢人会議が提案して実現した代表的な結実だ。これまでの努力に敬意を表する。
3カ国が位置する北東アジア地域は、お互いに手を握り合えばどこよりも共同繁栄できるところだ。3カ国は儒教に基づく仁と和の精神を共有している。このような共通した文化的特性は、お互いを理解しやすくし、いくらでも社会資本として活用できる。さらに3カ国は人口15億人、域内の総生産規模が16兆9000億ドルにのぼる巨大な経済圏だ。人口と経済規模で見ても世界の20%を超える。3カ国間の人的交流も昨年2000万人を超え、急速に近い隣国になっている。