【グローバルウォッチ】中国の戦略の変化と韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.30 11:33
中国が周辺国を安心させる接近法に回帰すれば、中国とアジア太平洋地域にともにプラスとなる。中国の外交政策回帰はまず韓半島で実行されるのがよい。2013年6月に習近平国家主席とオバマ大統領はカリフォルニア州サニーランズで首脳会談し、北朝鮮問題を共通の関心事として浮き彫りにした。北朝鮮を核保有国と認めないことに合意した。北朝鮮がもう一つの自滅的ミサイル・核実験をできないよう中国が影響力を行使した可能性がある。しかし韓国の問題に積極的に介入するという信号を送るには、中国は北朝鮮が非核化会談に復帰するよう仲裁に動かなければならない。
ワシントンを訪問した習近平国家主席はサイバーセキュリティー問題に前向きな立場を見せた。米国は希望的な信号を発見した。ワシントンで習近平国家主席とオバマ大統領は、アジア太平洋地域の他の当事国にも拡張されうる新しい協力メカニズムを樹立するのに合意した。韓国はサイバー攻撃の主なターゲットの一つになった。商業スパイ活動に対するより効果的な中国の対応に関連し、米国と韓国は利害が一致する。