【中央時評】中国高度成長の華麗な祭りは終わった(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.27 08:14
習近平国家主席は第13次5カ年計画で2020年までに国民の平均所得を2010年比で倍に増やすと述べた。今後、財政と金融の追加緩和と通貨切り下げを通じて6.5%以上の成長率を維持するために努力するだろう。しかし労働人口の減少、投資率下落、構造改革と生産性向上の困難で今後6%台の成長を維持するのは容易でない。購買力の差を勘案して評価した中国の1人あたりの所得水準は韓国の1990年水準だ。韓国は年平均経済成長率が80年代の9.3%から90年代は6.3%、2000年代は4.1%と低下し、何度か危機も経験した。中国の将来は韓国の過去と大きく違わないだろう。
中国が構造転換過程で深刻な危機を迎える可能性を排除できない。中国の地方政府は融資プラットホームを通じた借り入れで支出を大きく増やした。これを含めれば財政赤字が国内総生産の8%に達する。企業の負債も大きく増えて国内総生産の160%に達し、米国の倍を超える。負債の半分は収益性が低い国有企業が抱えている。「ゾンビ企業」が増えたが、構造改革は容易でない。