【コラム】輸出よ、君まで揺らいだら=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.21 13:45
私は大韓民国の「輸出」だ。私の年齢は53歳、1962年生まれだ。輸出入国の夢を広げた経済開発5カ年計画の元年に生まれたのだ。当時の私は1億ドルにもならなかった。世界の最下位圏だった。それほど小さかったのが昨年は5700億ドルにまで大きくなった。約6000倍になったわけだ。私は今、世界ランキング7位。私が考えても本当に一生懸命に走ってきた。国民の皆さんは「韓国を世界14位の経済大国にそびえ立たせた1等功労者がまさに君だ」と称賛してくれる。感謝したい。
私は、韓国経済が苦しい峠を越えるたびに歯をくいしばった。私が成長する中で韓国はおよそ10回の大きな不況を体験したが、そのうち8回は輸出のおかげで克服できたと経済学者は評価する。通貨危機が代表的だろう。成長の内容も良く、ほとんどが雇用創出と所得増大につながった。不動産ブームに乗った80年代末とカード消費に依存していた2000年代初めが例外だが、2回とも深刻なバブルの後遺症を病んでいたことを思い出す。