デモ隊と警察が都心で衝突=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.16 11:35
14日の「民衆総決起」集会は朴槿恵(パク・クネ)政権に入って最悪の物理的衝突だった。集会参加者が高圧放水を受けて意識不明となり、警察約100人がけがをした。今回の集会は全国民主労働組合総連盟(民主労総)など53団体、6万4000人(警察推算、団体側推算13万人)が参加し、2008年の米国産牛肉輸入反対集会以来の最大規模となった。
この日午後4時、民衆総決起闘争本部はソウル広場で記者会見を開き、セウォル号真相究明や歴史教科書国定化撤廃などを要求した。これに先立ち逮捕令状が発布されたハン・サンギュン民主労総委員長が姿を現し、警察が検挙に動いたが失敗した。記者会見の後、集会参加者は青瓦台(チョンワデ、大統領府)側に行進して光化門(クァンファムン)広場に入ろうとし、これを阻止する警察と衝突した。当初、「デモ隊の青瓦台進出の動きなどに対応するために『必要なレベル』で車の壁を設置する」と話していた警察は約2万2000人の警察力と警察バス700台・トラック20台を動員し、光化門広場一帯を封鎖した。