【社説】市民幸福権奪う後進的デモ、いつまで耐えなくてはならないのか=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.11.15 13:20
週末のソウル都心は一言で「苦痛」だった。きのうソウル広場・光化門(クァンファムン)広場など市内中心部で夜遅くまで開かれた大規模集会で市民は深刻な交通混雑と騒音に苦しめられた。ちょうどソウル所在の大学11校で10万人以上の受験生が大学入試論述試験を行う日でもあった。幸い受験生が急いで公共交通を利用したおかげで遅刻事態はなかったが父兄は焦らなければならなかった。晩秋の思い出を作ろうと小雨の中で外出した人たちの気分も台無しになった。
デモは全国民主労働組合総連盟、全国農民会総連盟、全国教職員労働組合など53の労働・社会団体で構成された民衆総決起闘争本部が主導した。参加人数は警察推定6万4000人余りで主に進歩性向団体だ。彼らは労働改革撤廃と歴史教科書国定化反対、コメ価格暴落阻止、非正規職生存権保護などを要求した。全教組の教師は教え子が論述を行う日に街頭に出て大声で叫んだ。一部は幼い子どもまで連れてきた。いったい子どもたちに何を見せようというのか。